「ジャニーズ批判への冷笑」だけでは片付けられないマスコミのジャニーズ忖度の根深い事情。

2023年06月17日


ジャニーズ性加害問題 "4万超の署名"を事務所へ提出 ファン有志らの団体「被害者に誠実に向き合ってほしい」

ジャニー喜多川氏からの性被害を複数の元所属タレントが訴えている問題で、ファンの有志らで作る団体が会見を開き、検証などを求める4万人分の署名を事務所側に送ったことを明らかにしました。ジャニー喜多川氏からの性被害をめぐっては、これまで元ジャニーズJr.の複数の男性が実名で証言しています。
『ジャニーズ事務所で起きた性被害の検証』などを求めるジャニーズファンの有志らはきょう午後、会見を開き、この問題の検証や実態調査などを求める署名を改めてジャニーズ側に郵送し、その数が4万筆を超えたことを明らかにしました。
会見を行ったファン有志
「ジャニーズ事務所に、きちんと被害者に向かって誠実に向き合ってほしいという気持ちを感じている。そのような気持ちを持っている人がたくさんいるということを事務所に対して伝えられたというのは、すごく意味があることではないかと」声をあげた被害者に対し誹謗中傷が起こっていることなどをあげ、有志らはジャニーズ事務所側が性暴力の事実を認めた上での対応が必要だとしています。

英BBCの報道以降、ようやくジャニー喜多川の性加害問題にもメスが入るようになりましたが、それでもジャニーズを起用し続けるマスコミに疑問や批判の声が相次いでいます。

「権力への忖度主義」「昔から長く根付いた権力への冷笑癖」などの日本人の悪癖がジャニーズ続投の元凶だとする声も多いですが、この騒動に関してはどう見てもそれだけで片付くような問題ではない気がします。

「性暴力の事実を認めた上での対応」、一概に言えば簡単ですが実際にどういう償いの行動を取れば最適解の「対応」になるのかが難しいからこそマスコミは現状維持のような行動しか取れないのだと推測します。

そもそも最大の争点になる性暴力の加害者であるジャニー喜多川は4年前に亡くなっている。つまり、加害者が死んでる以上「ジャニーズ事務所内の今後の性暴力拡大」はまずないので、事務所内の性暴力拡大抑止という対応は今更取る必要すらないわけです。


対応の一つとしてよく言われるのが「第三者委員会」の設置。この団体にしても、自分の中では「組織の寄生機関」という印象が強い。

その象徴とも取れるのが2008年にインサイダー取引問題が発覚したNHKで、この騒動の対応としてNHK職員が第三者委員会の面々にボコボコに論破される番組をテレビ上、つまり受信料を使って制作した事でしょう。

 

NHKって
2008 - 06/18 [Wed] - 08:20

NHKは16日、記者らによる株のインサイダー取引問題で、検証番組「NHK職員 株取引問題〜第三者委員会調査報告を受けて〜」を放送した。番組ではあらためて謝罪し、組織の問題点などについての説明があった。
NHKがこのような番組を放送すること自体がおかしいと思いませんか?
人の金使ってこんな番組作って、他人の褌で相撲を取ってるって思いませんか?
あたかも一般の社会現象を取材しているようなつもりなのでしょうか?
誰の金を使ってこの釈明放送をやってるんだ!
ゲストの立花隆などのギャラも国民の受信料から出ているのでしょ?
NHKはこういう釈明放送をタダでできると思っていること自体、体質がおかしい!
こんな番組誰も見たい訳ではない。もっと受信料に見合った楽しい、ためになる番組をやってほしい。
釈明、謝罪は新聞などの他のメディアを使って自分たちの給与を使ってやってほしい。
非常に腹立たしく、怒りを感じました!

わざわざ受信料を使ってまでNHKが自身を公開処刑に追いやる番組を作るという誰得な姿勢、どう見ても第三者委員会側の命令で作らされた番組だというのがわかるかと思います。

この例からみても第三者委員会を設置するというのは、それは事務所の資金をチューチューする人間を生み出しかねないということです。ジャニーズ事務所レベルにもなると相当な資本を抱えているはずなので、第三者委員会に所属したがっている銭ゲバはごまんといるものでしょう。


そしてもう一つの多い要望が「ジャニーズ事務所の解体」。ジャニーズを一度退所したタレント達はマスメディアに出れなくなるとも言われており、彼らが救われる場になるなら一理ある提案だとは思います。

しかし、メディアを上げて事務所解体を叫んでいる著名人を見てればそうはならんでしょう。そのような面子には過去に犯罪歴を持った悪徳YouTuberに多く、その中にはアメリカで10人が死亡した4chan銃乱射事件にも深く関わっているひろゆき(西村博之)の名前もあります。

4chanにとどまらず西鉄バスジャック事件や賠償金踏み倒し、沖縄県の座り込みデモ隊への数々の侮辱発言、生放送内で堂々とリストカットと殺人教唆など奴の功罪の重さはジャニー喜多川の比にもならないでしょう。


ジャニーズファンはジャニー喜多川の性暴力を咎めるため奴の影響力を借りて「解体」という私利私欲を満たそうとしているようですが、このような犯罪を犯してきた悪人を利用するのははっきり言って「問題の先送り」でしかない。 ひろゆきが断罪される暁には、ひろゆき以上の悪人がこの国を牛耳る悪循環が生まれかねないからです。

ぽ んさんによる「ひろゆきが子供に関わらないほうがいい理由」まとめ

【「ひろゆき」という新種の馬鹿が、日本社会に居る問題。】

さらにひろゆきは過去にものまネコ騒動からのエイベックス乗っ取りによってニコニコ動画を、慰安婦問題からの朝日新聞社乗っ取りによってABEMAを立ち上げるなど、「大企業を不祥事から私刑を行い炎上させて乗っ取る」事を得意としている人間です。ねらーやネトウヨの私刑=ひろゆきのタウンワークになるという訳です。そのような人間がジャニーズ解体を訴えている時点で、何を目的で行動しているのかは一目瞭然でしょう。

仮にジャニーズが解体されたとして、その枠に事務所から圧力を受けてきた元ジャニーズのタレント達やライジングプロダクションの面々が日の目を見られるなら素晴らしい話です。

しかし現実はそう甘くはなく、マスコミは目先の炎上によるアクセス数稼ぎを優先し、ひろゆきを筆頭とする悪徳YouTuberやインフルエンサー、ヒカルや青汁王子のような面子がさらなるマスメディアへの支配を独占するということです。

元ジャニーズタレントのその後を見てると、手越祐也などの例外を除きそのような連中との直接の接触を極力避けている者がほとんどなあたり、人脈面でのリスク回避においてはジャニーズ事務所のタレントはまともだというのがわかります。

加えてこれまでの冷笑主義と忖度主義が祟って自国のアーティストをほとんど育ててこなかったツケが回ってK-POPのやりたい放題にされる可能性もある。単なる実力主義ならともかく2010年のような露骨な「日本下げ」を行ってくる可能性も十分あり得るので。

これらが示す通り、このままジャニーズを解体したとしても、「ジャニーズがマスメディアを牛耳っていた頃のほうが遥かにマシだった」と後悔する国民が続出する未来が容易に見て取れます。池田大作失踪後の創価学会や成田豊没後の電通がさらにカルト化したようにね。


ジャニーズに第三者委員会を設置させるも闇、解体しても闇。だからマスコミもジャニーズ事務所のタレント達を続投させざるを得ないのでしょう。

この騒動、「ジャニーズファンの自分の推しに性暴力を加えてきたジャニーズ喜多川への行き場のない怒り」「ジャニーズ事務所を潰した枠に入りたがっている悪徳インフルエンサーや専門家のジャニーズ乗っ取り要望」ばかりが先行しすぎていて、肝心の解決策の提案が全く進んでないようにも思えます。

結局ジャニー喜多川の性暴力問題によって取るべきジャニーズ事務所の「対応」とは、ジュリー社長が全ての罪を認めて責任転嫁せずに謝罪すること。ジャニー喜多川の性暴力によって負った元タレントたちの心の傷を治癒することではないかと思います。

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