山崎雅弘氏、あまり自民党への憎しみに囚われてるとまんまと財務省と2ちゃんねる利害関係者の掌の上で踊らされる羽目になりますよ(自分もアンチ自民党ですが)。

紛争研究家でもある山崎雅弘氏。彼には日本が歴史上隠ぺいしてきた戦争史の嘘、自分も幼少期から迫害を受けてきた日本の教育のおかしいところ、日本だけが国民が政治的無関心な原因、30年も経つのに一向に景気が回復しない原因、国賊が濫用する弁論術など今までブラックボックス状態だった自分が長年不満に思っていた日本の謎を次々と解き明かしてくれた点で非常に感謝しております。

しかし、自分はいくら利害が一致したからといって何でもかんでも相手に首を縦に振り続ける人間でもありません。こちらにも譲れない思想というものがあります。
自分が山崎氏に異議を唱えたいのは、彼の主張は「とりあえず自民党こそが黒幕」という考え前提で語っている節がある点です。自分も自民党アンチですが、明確な証拠をもってこれを断固否定します。

今回のアメリカ大統領選でトランプ議員に負けたハリス議員に対しここまで冷静な意見を述べられるのなら、何故都知事選で何の疑いもなく蓮舫を支援したのか。

2017年に野田佳彦を幹事長に任命した愚行からも彼女も政治家としておかしい人物である事は分かるでしょう。それを分かっていながら支援したという事は、彼は野田が及ぼす社会的悪影響を軽視している事になります。
彼の野田に対する認識も自爆テロ解散の一面にしか目を向けておらず、その三か月前に起こった三党合意の「堂々と公約違反行為をしてもこの程度なら許される」前例を作ってしまった面には全く問題視している節がありません。この前例を作ってしまったからこそ自民党は無計画な閣議決定を乱発出来たにもかかわらず。
このように彼の主張には「自民党さえ倒せるなら、どういう手段を取っても構わない」という浅はかさすら感じるのです。

日本の女政治家はダメ男に追従する。マスコミの蓮舫叩きは慎重に見極めないと、「橋下徹の大阪府知事当選」の二の舞になる。

とはいえさすがに選挙後のマスコミが一丸になって蓮舫総叩きした点については批判させてもらいましたが…あれは批判ではなくただの人権侵害でしょう。自分だって彼女を否定しているのはちゃんと政治的理由に基づいています。

自民党が多用する煽動術には元ネタがある

自民党が何度も繰り返してきた

『弱いものいじめに性的興奮を覚えながら金儲けする異常性癖』

『危険思想を持った反社会的な人物に馴染みの良いキャッチコピーを付けて売名』

『相手を小馬鹿にしたようなしゃべり方』

『自分が不利に立たされると論点ずらしや揚げ足取りを行い議論に勝った気になる』

『仮想敵国への過剰な攻撃』

『都合よく現れる明らかにヒール役として設定された成りすましアンチ』

『崇拝対象を絶対評価ではなく常に仮想敵を悪魔化した相対評価で褒め称える』

『数の暴力によるごり押し』

『都合悪い部分を徹底して巧みに隠して報道するマスコミ』

『人権侵害などを訴えられて裁判で負けても被害者側をマスコミ一丸で悪者扱いし何事もなく復帰』

『批判者には犬笛を吹いて粛清』

『多数の大企業との業務提携によるミーハー戦術を用いた売名行為』

『アニメコンテンツとのコラボでオタクを味方に付ける』

などといった煽動の数々、実は我が国では自民党が初めてというわけではありません。
ゼロ年代においてもほぼ丸写しといってもいいレベルで現在の自民党と全く同じ事をやっていた連中がいました。それは2ちゃんねるです。

２ちゃんねるの消火システムを知ろう。
ＮＨＫの放送が示したもの
「無知は罪」とはこのことか・・    
本気でない奴は最初から２ちゃんねる問題を語るな。
選挙投票「コンビニ・ネットで」の法案と貴方自身に反論する。
 【人々の苦しみや悲しみをショーとしか認識できていない者達に告ぐ】
殺人予告された爆笑問題・太田光が、生放送で2ちゃんねらーと直接対決
一方的な被害者＝悪の観念
どうでもいいよ

国民の「無知」と「恐怖心」に付け込んで味方をネズミ講式に増やすという自民党の手法はまさにかつて2ちゃんねるが主流としていたやり方。当時地上波における2ちゃんねる問題を取り上げる番組に登場していた一部の間では「2ちゃんねるファミリー」とも言われたIT専門家、プログラマー、投資家、経済評論家、弁護士などは上記の現在の自民党と全く同じパターンの煽動方法を取っていました。厳密にいえば管理人のフランス小部屋おじさんを筆頭に山本一郎(切込隊長)、井上トシユキ、堀江貴文、紀藤正樹、勝間和代、けんすぅ、矢野さとるなどといった面子です。
リンク先からも分かるように、当時の2ちゃんねる問題を取り上げた番組は実質2ちゃんねるを宣伝する詐欺番組ばかりだったのが現状でした。ゼロ年代は現在の自民党議員のような煽動を行っていたのは彼らだった訳です。

自分の味方を増やすための策は、ミスれば逆に大勢の敵を誘き寄せてしまうこともある。

そしてそのようなファミリーの中には当時民主党だった枝野幸男の存在もありました。なので彼の事は民主党政権時代からすでに警戒していた訳ですが

山崎氏はものの見事に騙されていました。つい最近まで枝野の本性を知らなかったという事は、いかに2ちゃんねると政治が根深い関係にあるか全く理解していないのが分かります。
多分当時民主党へのヘイト行為に明け暮れていたニコニコ動画で何故か彼だけが例外的に「エディ」という気色悪い愛称でアイドル扱いされていた事も知らないのでしょう。

2ちゃんねるは、酒鬼薔薇事件と並ぶオウム真理教事件の負の遺産である。

自分は過去のエントリーで「十分金も持っているというのにまだ炎上で稼ぎ足らないというのなら、このまま被害者に殺されて自滅してもらいましょう」と彼らに警告しました。
しかし、2014年の2ちゃんねる管理人の交代騒動や2018年のHagex殺人事件でさすがに我が身も危ないと悟ったのか彼らは次第に2ちゃんねるごと表舞台からフェードアウト。そしてそこから入れ替わるように同様の行為が目立ちだしたのが自民党という訳です。

【人間がネット社会で退化させてしまったもの】
中途半端にプライド捨ててるから悪に利用される。
ネット殺人予告３倍増…秋葉原事件以降、あおりサイト横行

この現状を見た時「自民党、まんまとハメられたな…」と悟ったものです。要は自民党は2ちゃんねるファミリーが逃げ切るために政権を奪われ路頭に迷ったところにニコニコ動画を通じて彼らが煽動手法を吹き込み政権奪還の代わりに囮(ヘイト)の役割を押し付けられたと見て良いでしょう。実は顔出しでそれ(煽動)をやると命取りになるという致命的な欠点はしっかりと伏せながら(後述)。
実際、以降『ネット右翼』と呼ばれた連中の本拠地は2ちゃんねるから自民党本部になり、ネット上のヘイトの矛先ごとシフトする事となりました。

殺害予告を書き込んでもらって売名か。２ちゃんねる陣営の得意技だね。

自分は兼ねてから政権奪還したいがために、2ちゃんねるやニコニコ動画に全魂を売った自民党のこのような愚行を「悪魔との契約」と揶揄してきました。2014年に2ちゃんねるの削除サービスに自民党がお金を払っていたというニュースが報道された時それを確信したものです。

2ちゃんねるのスポンサーは自民党だった!!? 「ひろゆき」氏周辺に広がる疑惑

上記の記事もまるで2ちゃんねるが自民党にハメられた被害者のような口調で書かれているのも、現在の2ちゃんねるファミリーの多くが自民党の一支持者のように振舞っているのも、実は自分らが元凶である事を悟られないようにするための悪知恵という訳です。

本来、このような2ちゃんねる式煽動術はヘイトの矛先が特定しづらい匿名ユーザーやマスメディアにほとんど出てこないフィクサーがやるからこそ真価を発揮するものです。だから2ちゃんねるにはヘイトが向きづらかった。それを自民党は堂々と顔出ししながらやっている辺り、本来の用途を全く理解していないのが分かる。
あのような煽りを顔出しや実名で行うのは自分の命も狙われる可能性がありハイリスクなんです。実際、2010年にはヘイト作家の村崎百郎が支持層の2ちゃんねらーから恨みを買われ殺害された事件が発生しています。

煽って利用する側に齎されるのは、なにも自己の利益だけではない。

自分が兼ねてから「自民党はろくな末路を迎えないだろう」と述べたのも顔出ししながら2ちゃんねる的煽動術を多用するのは命知らずな行為だと知っていたためです。
だから2022年7月8日に発生した安倍晋三銃撃事件もショッキングな出来事ではあっても「起こるべくして起こった事件」だったという認識しかない。村崎百郎という前例がある上にあれだけ多くの市民を矢面に立ちながら何度も何度も煽り続けていれば誰でも想像がつく事。

ネット選挙を解禁する前にやることあるだろ・・
 【２ちゃんねらーが好んで狙うタイプ】
サクラを使ったビジネスで人工的に衆愚政治が形成されていく仕組み。
「私の携帯には菅(直人)さんの番号が入っている」加藤の乱は、ネットに煽られ自滅するおじさんの先駆けだった

居心地の良い事を吹き込んでくる人間は必ず大事なところを省略して説明する、それが詐欺師というもの。自分勝手なIT業者の責任転嫁の犠牲に、とうとう我が国の首相経験者までもが巻き込まれてしまうというとんでもない結果を呼び寄せてしまった。
まるでキュゥべえに騙されて契約した魔法少女達のような末路です。当時2ちゃんねるファミリーは「好き勝手やってきた自分らの代わりにありがたく死んでくれた」とガッツポーズでも決めてた事でしょう。
自分からすれば自民党は「自分達は社会に勝ち続けているという優越感に浸り大物ぶってるが、実は2ちゃんねるファミリーが逃げ切るための『捨て駒』としてまんまと利用され敗北している事に気付いていない哀れな小物の集まり」でしかありません。

2ちゃんねるが大きくなったのはやはり”あの省庁”が原因

2ちゃんねるがなぜここまで大きくなったかって、それはもう2ちゃんねる管理人ひろゆきの父親が財務省の国税庁職員だったから以外にありえないでしょう。だからこそマスコミも批判してこなかった。

「消費税増税の生みの親」勝栄二郎氏が天下るインターネットイニシアティブ（IIJ）社とマイナンバー利権

河野太郎があれだけマイナンバーカード普及に躍起になっているのも、マイナンバー制度自体が消費税増税法案を野田政権に煽って強行させた財務事務次官と同じ人物が発案したものだからです。その野田も、財務省の狂信者である事で知られています。結局元をたどれば財務省案件。

とうとう官僚を『手下』とまで断言しちゃってるよこの人…本物の元凶というものは姿を悟られないよう報道に圧力をかける事や自分らを手下っぽく見せる演出が非常に得意なんです。散々日本の政治経済をかき乱しておきながら自民党の一支持者に甘んじている現在の2ちゃんねるファミリーがそうであるように。

自民党は日本をグチャグチャにした大戦犯である事には間違いないですが、どう見ても黒幕ではない。日本を好き放題荒らしまわっている黒幕は、やっぱり財務省でしょう。

【反2ちゃんねる用語】自分を殴らせてガス抜き&ボロ儲け！財務省の必殺技「殴られ屋マーケティング」

最近ネット上では財務省を「ザイム真理教」と罵る風潮がありますが、その悪事の99％は緊縮財政の事でしか語られません。実際は財務以外の悪事にも色々糸を引いている事実はもっと知られるべきです。
緊縮財政以外の側面から財務省を批判している人間なんて自分くらいでしょう。あまりにも語られなさ過ぎて緊縮財政ばかりに批判の論点を集中させている事自体が財務省の思惑通りの陰謀なのではと疑りたくもなります。

山崎氏の主張の数々は大変に有益なのは否定しませんが抱き合わせのごとく発せられる自民党への憎しみの強さは尋常ではなく、鵜吞みにしていると読んでいる側まで必要以上に憎しみに囚われる事となるので精神衛生上にもよくありません。自分の頭で物事を考えることが出来る人間なのですから少しは疑いましょう。

このまま彼の泥舟に運命共同体になる気もないため、これまでの考察には感謝しつつも発言をミュートさせてもらうことにしました。あまりに山崎氏の発言にイエスマンでいるとまんまと財務省と2ちゃん利害関係者達の思惑通り、彼らの逃亡劇の手助けをしてしまう事になりますよ。